61章ーーーーーーーーーー
1 その時、エジプトの王ファラオは、エジプトに強固な宮殿を建設するように全ての人々に命じた。
2 また、ヤコブの息子たちにもエジプト人の建設作業を手伝うよう命じた。エジプト人たちは美しく華麗な宮殿を作り上げ、ファラオはそこに住むことになり、政権を新たにして安定した治世を送り続けた。
3 その年、すなわちイスラエル人がエジプトに下ってから72年目に、ヤコブの息子ゼブルンが亡くなった。ゼブルンは114歳で亡くなり、棺に納められてその子たちに引き渡された。
4 75年目には彼の兄シメオンが亡くなった。シメオンは120歳で亡くなり、棺に納められてその子たちに引き渡された。
5 エリファズの子ゼポ(エサウの孫)は、アゲアス王の軍の指揮官であり、毎日のようにアゲアスに対してエジプトでヤコブの子たちと戦う準備をするように誘っていた。しかし、アゲアスはこの提案に応じなかった。なぜなら彼の使者たちがヤコブの子たちの力や、彼らがエサウの子たちと戦ったときのことを報告していたからである。
6 ゼポはその頃、一緒に右ヤコブの子らと戦うよう毎日のようにアゲアスを誘っていた。
7 しばらくして、アゲアスはゼポの言葉に耳を傾け、ヤコブの子たちとエジプトで戦うことに同意した。アゲアスは全ての人々を整え、海の砂のように多数の軍勢を組織し、エジプトへの戦いに出る決心を固めた。
8 アゲアスの従者の中に、15歳の若者バラムがいた。バラムは非常に賢く、魔術の技術を理解していた。
9 アゲアスはバラムに言った。「どうか、魔術で私たちに占いをして、私たちがこれから向かう戦いで誰が勝つかを教えてくれ。」
10 バラムは、蝋を持ってくるように命じ、そこからアゲアスの軍とエジプトの軍の戦車や騎兵の模造品を作り、それを目的のために用意した水の中に置いた。彼はミルラの枝を手に取り、巧妙にその枝を水の上にかざすと、水の中にアゲアスの軍がエジプトの軍やヤコブの子たちの模造品の前に倒れる様子が映し出された。
11 バラムはこのことをアゲアスに伝え、アゲアスは絶望し、エジプトへの戦争の準備をせずにそのまま自分の町に留まった。
12 ゼポ(エリファズの子)がアゲアスがエジプトとの戦いを諦めたことを見て取ると、ゼポはアゲアスから逃げ、アフリカからシティムに向かった。
13 シティムの人々は彼を大いに歓迎し、彼に戦闘を依頼して長期間雇い入れた。ゼポはその頃非常に裕福になり、アフリカの王の軍がその時期にも拡大していった。シティムの人々は集まり、アゲアス王の軍が彼らに迫っていたため、クプティジア山に向かった。
14 ある日、ゼポは若い雌牛を失い、それを探していると、山の周りで鳴いているのを聞いた。
15 ゼポは山のふもとに大きな洞窟があるのを見つけ、その入り口には大きな石があった。ゼポはその石を割り、洞窟に入り、中を見てみると、大きな動物がその牛を食べているのが見えた。その動物は中から上は人間に似ており、中から下は動物に似ていた。ゼポはその動物に立ち向かい、剣で倒した。
16 シティムの人々はこのことを聞いて大いに喜び、「この動物を殺して私たちの家畜を守ってくれたこの男にはどうすればよいか?」と言った。
17 そして、彼らは毎年1日をゼポのために聖別することを決定し、その日をゼポの名前にちなんで「ゼポの日」と呼び、毎年その日に飲み物の供え物を持ってきて、贈り物も捧げた。
18 この時、アゲアス王の妻であるウズの娘ジャニアが病気になり、その病気はアゲアスとその家来たちに深刻に感じられた。アゲアスは賢者たちに言った。「ジャニアに何をしてやればよいのか、彼女の病気をどうやって治すべきか?」すると賢者たちは、「私たちの国の空気はシティムの土地の空気と異なり、水も彼らの水とは違うため、女王が病気になったのです。空気と水の変化によって病気になり、また彼女の国ではプルマの水だけを飲んでいたためです。」と答えた。
19 空気と水の変化によって病気になり、さらに彼女の国ではプルマからの水だけを飲んでいたためである。
20 アゲアスは使者たちに命じ、シティムのプルマの水を持ってこさせ、その水をアフリカの水と比較すると、その水がアフリカの水より軽いことが分かった。
21 アゲアスはこれを見て、すべての役人に石切り職人を数千人、数万人集めさせ、数え切れないほどの石を切らせた。建設者たちは非常に強い橋を建設し、シティムの土地からアフリカに水源を移し、ジャニア女王とその関係者が飲んだり、焼いたり、洗ったり、浴びたりするための水と、すべての種子や果実に水をやるための水として使用された。
22 また、アゲアスはシティムの土壌を大きな船で運ばせ、石も運ばせて、建設者たちはジャニア女王のために宮殿を建て、女王はその病気から回復した。
23 年が回ると、アフリカの軍隊は例年通りシティムの土地に略奪に来た。ゼフォ(エリファズの子)はその報告を聞き、指示を出して戦い、彼らを打ち負かし、シティムの土地を彼らから解放した。
24 シティムの人々はゼポの勇敢さを見て、ゼポを王にすることを決定し、彼は彼らの上に王となり、治世の間にチュバルの子孫と周囲の島々を征服するために出征した。
25 そして、彼らの王ゼフォは先頭に立ち、チュバルと島々と戦争を行い、それらを征服した。戦いから戻ると、彼の治世を新たにし、彼のために非常に大きな宮殿を建て、広い玉座を設けた。ゼフォはシティム全土とイタリアの地を50年間統治した。
62章ーーーーーーーーーー
1 その年、イスラエルのエジプトへの移住から79年目に、ヤコブの息子ルベンがエジプトの地で亡くなりました。ルベンは125歳でした。彼は棺に納められ、子供たちの手に渡されました。
2 80年目に彼の兄ダンが亡くなりました。彼の死の時、ダンは120歳でした。彼も棺に納められ、子供たちの手に渡されました。
3 同じ年にエドムの王クシャムが亡くなり、その後にベダドの息子ハダドが35年間王位を継ぎました。81年目にはヤコブの息子イッサカルがエジプトで亡くなり、イッサカルは122歳でした。彼はエジプトで棺に納められ、子供たちの手に渡されました。
4 82年目には兄アシェルが亡くなりました。アシェルは123歳で亡くなり、エジプトで棺に納められ、子供たちの手に渡されました。
5 83年目にはガドが亡くなりました。ガドは125歳で亡くなり、エジプトで棺に納められ、子供たちの手に渡されました。
6 84年目、すなわちエドムの王ハダド(ベダドの息子)の50年目に、ハダドはエサウの子孫全員を集め、自軍を整えました。その軍は約40万人で、モアブの地に向かい、モアブと戦って彼らを自分の臣下にしようとしました。
7 モアブの人々はこれを聞き、大いに恐れ、ミディアンの人々に助けを求めてハダドと戦うように頼みました。
8 ハダドがモアブの地に到着すると、モアブとミディアンの人々は出迎え、戦場に整列しました。
9 ハダドはモアブと戦い、多くのモアブとミディアンの人々が倒れ、約20万人が戦死しました。
10 戦闘は非常に激しく、モアブの人々は戦いが厳しくなったのを見て、戦意を喪失し、背を向けて、ミディアンの人々に戦いを任せました。
11 ミディアンの人々はモアブの意図を知らず、戦いに備えて強化し、ハダドとその軍勢と戦いましたが、ミディアン全体が彼の前に倒れました。
12 ハダドはミディアン全体を重く打ち、剣の刃で彼らを打ち倒しました。モアブを助けに来た者たちの中で、残る者は一人もありませんでした。
13 ミディアンの人々が戦いで滅び、モアブの人々が逃げた後、ハダドはモアブ全体をその時点で彼の支配下に置き、年貢を納めるようにしました。ハダドは自分の土地に戻りました。
14 年の回転の時に、ミディアンの残りの人々が、すべての兄弟がモアブのためにハダドと戦いで倒れたことを聞き、モアブの子らが戦いで背を向けてミディアンを戦わせたため、ミディアンの五人の指導者は残っている兄弟たちと共にモアブに対して戦い、彼らの兄弟の仇を討つことを決意しました。
15 ミディアンの人々は、すべての東方の兄弟たち、ケトゥラの子らがミディアンを助けてモアブと戦うために来るように送りました。
16 モアブの人々はこれを聞き、すべての東方の子らが彼らに対抗して集まったことを恐れ、モアブの子らはエドムの地にハダドに向けて伝えました。
17 今すぐ私たちの元に来て助けてください。そうすれば、私たちはミディアンを打ち破ります。彼らはすべて集まり、東方のすべての兄弟たちと共に私たちに戦いを挑んでいます。ミディアンのために戦った報復として。
18 ハダド、ベダドの子、エドムの王は全軍を率いてモアブの地に向かい、モアブの戦場でミディアンと東方の子らと戦いました。戦いは非常に激しいものでした。
19 ハダドはすべてのミディアンと東方の子らを剣の刃で打ち破り、その時モアブをミディアンの手から救いました。ミディアンと東方の子らの残りの者たちはハダドとその軍勢の前で逃げ、ハダドは彼らの土地まで追い詰め、大いに虐殺し、道に倒れた者たちがいました。
20 そしてハダドはミディアンの手からモアブを救い出しました。ミディアンのすべての人々が剣の刃で倒れ、ハダドは自分の地に戻りました。
21 それ以来、ミディアンの人々はモアブの人々を憎むようになりました。なぜなら、彼らが戦いでミディアンのために倒れたからです。彼らの間には常に大きな敵意が存在しました。
22 モアブの地の道で見つかったミディアンの人々はすべてモアブの剣によって滅ぼされ、ミディアンの地の道で見つかったモアブの人々はすべてミディアンの剣によって滅ぼされました。このように、ミディアンはモアブに対して、モアブはミディアンに対して、長い間お互いに報復し合いました。
23 その時、ヤコブの息子ユダがエジプトで亡くなりました。これはヤコブがエジプトに下ってから86年目のことです。ユダは129歳で亡くなり、彼はミイラ化されて棺に入れられ、彼の子供たちに引き渡されました。
24 そして89年目にナフタリが亡くなりました。彼は132歳で、棺に入れられて子供たちに引き渡されました。
25 そしてイスラエルがエジプトに下ってから91年目、すなわちゼフォ、エリファズの子、エサウの子がチッティムの子らに対して治めてから30年目に、アフリカの人々がチッティムの人々を略奪しに来ました。これは13年間彼らに来なかったものでした。
26 その年、ゼフォはその人々といくつかの手下と共に出て行き、彼らを徹底的に打ち破りました。アフリカの軍勢はゼフォの前から逃げ、倒れた者たちがゼフォの前に倒れました。ゼフォとその手下たちは彼らを追い詰め、打ち続けました。
27 アフリカの王アンゲアスはゼフォの行動を聞き、非常に憤慨しました。アンゲアスは常にゼフォを恐れていました。
63章ーーーーーーーーーー
1 そして、イスラエルがエジプトに下ってから93年目に、ヤコブの息子レビがエジプトで亡くなりました。レビは137歳で亡くなり、彼は棺に入れられ、彼の子供たちに引き渡されました。
2 レビの死後、エジプト全土がヤコブの息子たち、すなわちヨセフの兄弟たちが亡くなったのを見たとき、エジプトの人々はヤコブの子孫たちを苦しめ始めました。その日から彼らがエジプトを出る日まで、エジプトの人々はヤコブの子孫たちの生活を苦しめ、ヨセフが彼らに与えたぶどう園や畑、イスラエルの人々が住んでいた豪華な家々、そしてエジプトの肥えた土地のすべてを取り上げました。
3 エジプト全土の手はその日からイスラエルの子孫たちに対してさらに重くなり、エジプトの人々はイスラエルの人々を苦しめ、イスラエルの子孫たちはエジプトの人々のせいで生活に疲れ果てました。
4 その頃、イスラエルがエジプトに下ってから102年目に、エジプトの王ファラオが亡くなり、その後を息子メロルが継いで王となりました。その世代のすべての力ある者たち、すなわちヨセフとその兄弟たちを知っていた人々もその頃に亡くなりました。
5 そして、新しい世代が立ち上がり、ヤコブの子孫たちや彼らがエジプトに対して行った善行、そして彼らの力を知らない世代となりました。
6 そのため、エジプト全土はその日からヤコブの子孫たちの生活を苦しめ始め、彼らの先祖が飢饉の時に彼らを救ったことを知らないために、あらゆる厳しい労働で彼らを苦しめました。
7 これは主からのものであり、イスラエルの子孫たちが後の時に主を知るためのものでした。すべてのイスラエルの子孫が主なる神を知り、その御業を理解し、主を恐れ、彼のすべての道を歩むようにするためでした。
8 それは主がエジプトで行う印と力ある業をイスラエルのために知り、イスラエルの子孫が彼らの先祖の神を恐れ、主のすべての道を歩むようにするためでした。
9 メロルは20歳で王位に就き、94年間治めました。エジプトでは、彼の父の名前を取って「ファラオ」と呼ばれるのが習慣であり、すべての王がそのように呼ばれました。
10 その時、アフリカの王アンゲアスの軍勢がいつものようにチッティムの地に略奪に出かけました。
11 ゼフォ、エリファズの子、エサウの子はその報告を聞き、軍を率いて彼らに向かい、道で戦いました。
12 ゼフォはアフリカの王の軍勢を剣の刃で打ち倒し、彼らの中で一人も残さず、誰もアフリカに帰ることはありませんでした。
13 アンゲアスはゼフォが自分の軍勢を壊滅させたことを聞き、アフリカのすべての人々を集めました。彼らは海辺の砂のように多数の人々でした。
14 そしてアンゲアスは兄のルーカスに使者を送り、全軍を連れてゼフォとチッティムの子孫たちに対抗し、自分を助けるように命じました。ルーカスは非常に大規模な軍を率いてアンゲアスの兄弟を助けるために来ました。
15 ゼフォとキティムの子らはこのことを聞き、非常に恐れて心に大きな恐怖が襲った。
16 そこでゼフォはエドムの地にあるエドムの王ベダドの子ハダデに、またエサウの子ら全員に手紙を送り、
17 「アフリカの王アンゲアスが彼の兄と共に私たちに戦いに来るという話を聞きました。彼の軍勢は非常に大きいので、私たちは彼を非常に恐れています。特に彼が彼の兄と共に軍勢を引き連れて私たちに来るので、なおさらです。」
18 「それで、私と共に来て助けてください。一緒にアンゲアスと彼の兄ルカスと戦い、彼らの手から私たちを救ってください。もしそうでなければ、私たちは皆死ぬことになるでしょう。」
19 エサウの子らはキティムの子らとゼフォ王に手紙を送り、言いました。「私たちはアンゲアスとその民と戦うことはできません。なぜなら、私たちの間には長年の平和の契約があるからです。それはベラ第一の王の日々から、またエジプトの王ヤコブの子ヨセフの日々からのもので、ヨセフが父を埋葬するためにヨルダンの向こう側で戦った時のことです。」
20 ゼフォはエサウの子らの言葉を聞き、彼らから引き下がりました。ゼフォはアンゲアスを非常に恐れました。
21 そしてアンゲアスと彼の兄ルカスは、その軍勢約80万人をキティムの子らに対して配置しました。
22 キティムの子らはゼフォに言いました。「どうかあなたの先祖の神に祈ってください。おそらく彼がアンゲアスとその軍勢の手から私たちを救ってくれるでしょう。彼は大いなる神であり、彼に信頼する者を皆救うと聞いています。」
23 ゼフォは彼らの言葉を聞き、主を求めて言いました。
24 「アブラハムとイサクの神よ、今日、私はあなたが真の神であり、他の国々の神々は無駄で無益であることを知っています。」
25 「今日、アブラハム私たちの父との契約を私に思い出し、アブラハムとイサクのためにどうか私に恩恵を施し、アフリカの王から私とキティムの子らを救ってください。」
26 主はゼフォの声に耳を傾け、アブラハムとイサクのために彼を顧み、主はゼフォとキティムの子らをアンゲアスとその民の手から救われた。
27 ゼフォはその日、アフリカの王アンゲアスとその民全てと戦い、主はアンゲアスの民をキティムの子らの手に渡された。
28 戦いはアンゲアスにとって厳しく、ゼフォはアンゲアスとその兄ルカスの全ての者を剣の刃で打ち倒し、その日の日没までに約40万人が倒れた。
29 アンゲアスがすべての部下が亡くなったのを見たとき、彼はアフリカのすべての住人に手紙を送り、戦いの援助を求め、手紙には「アフリカにいる者はすべて、10歳以上の者を含めて私のもとに来なさい。来ない者は死ぬことになり、その者の財産も全て王が取り上げます。」と書かれていた。
30 アフリカの他の住民たちはアンゲアスの言葉に恐れおののき、都市から約30万人の男と少年が10歳以上でアンゲアスのもとに集まった。
31 10日後、アンゲアスはゼフォとキティムの子らに対して再び戦いを挑み、その戦いは非常に激しく強いものとなった。
32 ゼフォはアンゲアスとルカスの軍から多数の負傷者を自軍に送り、約2000人の男が負傷し、アンゲアスの軍の隊長ソシプタールがその戦いで倒れた。
33 ソシプタールが倒れると、アフリカの軍勢は逃げる方向に向かい、アンゲアスとその兄ルカスも一緒に逃げた。
34 ゼフォとキティムの子らは彼らを追い、道中でさらに200人ほどを重く打ち倒し、逃げたアズドゥルバル(アンゲアスの子)を追い詰め、彼の部下20人を打ちましたが、アズドゥルバルはキティムの子らから逃れることができ、彼は殺されなかった。
35 アンゲアスとその兄ルカスは残りの部下と共に逃げ、恐怖と動揺の中でアフリカに逃げ帰り、アンゲアスはゼフォ(エリファズの子)が戦争を仕掛けるのではないかと恐れ続けた。
64章ーーーーーーーーーーー
1 バラム(ベオルの子)はその時、アンゲアスと共に戦っており、ゼフォがアンゲアスに勝利したのを見て、そこから逃げてキティムに来た。
2 ゼフォとキティムの子らはバラムを非常に敬意を持って迎え、ゼフォはバラムの知恵を知っていたため、バラムに多くの贈り物を与え、彼と共に留まらせた。
3 ゼフォが戦争から戻ると、彼は自分と共に戦ったキティムの子ら全員を数えるように命じ、誰一人として欠けていないのを確認した。
4 ゼフォはこのことを喜び、王国を再建し、全ての臣下のために宴を開いた。
5 しかしゼフォは主を思い出さず、主が彼を戦いで助け、アフリカの王の手から彼と彼の民を救ったことを考えなかった。代わりに、ゼフォはキティムの子らとエサウの悪しき子らの習慣に従い、彼の兄弟であるエサウの子らが教えた他の神々を崇め続けた。したがって、「悪しき者からは悪しきことが生じる」と言われる。
6 ゼフォはキティムの子ら全てに安全に統治したが、アフリカの王の手から彼と全ての民を救った主を知らなかった。アフリカの軍勢はもはやキティムを襲うことはなく、ゼフォの力を知っていたため、アンゲアスはゼフォ(エリファズの子)とキティムの子らを恐れた。
7 ゼフォが戦争から戻り、アフリカの全ての民に勝利し、剣の刃で彼らを打ち倒したのを見た時、ゼフォはキティムの子らと相談し、エジプトに行ってヤコブの子たちとエジプトのファラオと戦うことを決めた。
8 ゼフォはエジプトの強者たちが死に、ヨセフと彼の兄弟たちが死んで、彼らの子孫であるイスラエルの子らだけがエジプトに残っていると聞いていた。
9 ゼフォは彼らとエジプト全体に対して戦いを挑み、ヤコブをヘブロンで埋葬するために上った際にヨセフとその兄弟たち、エジプトがカナンの地でエサウの子らに対して行ったことを復讐しようと考えた。
10 ゼフォはエドムの王ベダドの子ハダデとエサウの子ら全員に使者を送り、言った。
11 「アフリカの王とは戦わないと言っていたのではなかったか。彼はあなたたちとの契約の一部であった。見よ、私は彼と戦い、彼とその民全てを打ち倒した。」
12 「今、私はエジプトとそこにいるヤコブの子らに対して戦う決心をした。ヨセフとその兄弟たち、先祖たちがカナンの地で私たちにしたことを復讐しようと思う。」
13 それでは、もしあなたたちが私のもとに来て、彼らとエジプトに対して戦うのを助ける意志があるなら、私たちは兄弟たちのために復讐することができるでしょう。
14 エサウの子らはゼフォの言葉に耳を傾け、非常に大勢のエサウの子らが集まり、ゼフォとキティムの子らを戦いで援助するために行った。
15 ゼフォは東方の全ての子らとイシュマエルの全ての子らに対してもこのような言葉を送り、彼らは集まり、エジプトに対する戦争でゼフォとキティムの子らを援助するために来た。
16 これらの全ての王、エドムの王、東方の子ら、イシュマエルの子ら、そしてゼフォ(キティムの王)は出発し、全ての軍勢をヘブロンに配置した。
17 野営地は非常に大きく、長さは3日の旅ほどであり、数えきれないほどの砂のように多くの人々がいた。
18 これらの全ての王とその軍勢はエジプトに向かい、パトロスの谷に集結した。
19 エジプト全体はその報告を聞き、エジプトの土地とすべての都市から約30万人の人々が集まった。
20 エジプトの人々はその時代にゴーシェンの地にいたイスラエルの子らにも使者を送り、彼らに来てこの王たちと戦うように依頼した。
21 イスラエルの人々は集まり、約150人で戦いに出てエジプトの人々を援助した。
22 イスラエルとエジプトの人々は約30万人と150人で出発し、これらの王たちと戦うために向かい、ゴーシェンの地の外側からパトロスに対峙した。
23 エジプト人たちはイスラエルが彼らと一緒にキャンプして戦うことを信じなかった。エジプト人たちは「おそらくイスラエルの子らは私たちをエサウの子らやイシュマエルの子らの手に渡すだろう。なぜなら彼らは彼らの兄弟だからだ」と言った。
24 それで、エジプト人たちはイスラエルの子らに言った。「ここに留まって私たちと共にいるように。私たちはエサウの子らとイシュマエルの子らと戦いに行く。もしこれらの王たちが私たちに勝ったなら、あなたたちは全員で彼らに攻撃し、私たちを助けてほしい。」イスラエルの子らはこのようにした。
25 ゼフォ(エサウの子エリファズの子、キティムの王)とエドムの王ベダドの子ハダデ、そして彼らの軍勢、東方の子らとイシュマエルの子らは、タクパンケスの対面にあるパトロスの谷に集結した。
26 バラム(シリア人のベオルの子)はゼフォのキャンプにおり、キティムの子らと共に戦いに来た。バラムはゼフォとその人々の目には非常に高く評価されていた。
27 ゼフォはバラムに言った。「私たちが戦いで勝つかエジプト人が勝つかを知るために、占いを試してみてください。」
28 バラムは立ち上がり占いの技術を試みたが、その知識に熟練していたにもかかわらず、混乱し、手の中で作業が壊れてしまった。
29 再度試みたが成功せず、バラムはそれを諦め、完成することができなかった。これは主から来たものであり、ゼフォと彼の民がイスラエルの子らの手に落ちるようにするためだった。イスラエルの子らは先祖の神、主を信頼して戦っていた。
30 ゼフォとハダデは軍勢を戦いの準備を整え、全てのエジプト人たちは約30万人で彼らと対峙したが、イスラエルの者は一人もいなかった。
31 エジプト人たちはこれらの王たちとパトロスとタクパンケスの対面で戦い、戦いはエジプト人たちにとって厳しかった。
32 戦いで王たちはエジプト人たちよりも強く、エジプトの者約180人がその日に倒れ、王たちの軍勢から約30人が倒れた。エジプト人たちは王たちの前から逃げ、エサウとイシュマエルの子らがエジプト人たちを追い、イスラエルの子らのキャンプのある場所まで打ち続けた。
33 エジプト人たちはイスラエルの子らに向かって叫び、「急いで私たちを助け、エサウ、イシュマエル、そしてキティムの子らの手から救ってください」と訴えた。
34 イスラエルの子らの150人は自分たちの位置から王たちのキャンプに駆け寄り、イスラエルの子らは彼らの神である主に助けを求めた。
35 主はイスラエルの声に耳を傾け、主はすべての王たちの兵士たちを彼らの手に渡された。イスラエルの子らはこれらの王たちと戦い、約4000人の王たちの兵士を打ち倒した。
36 主は王たちのキャンプに大きな恐怖をもたらし、イスラエルの子らに対する恐怖が彼らに襲いかかった。
37 王たちの全軍勢はイスラエルの子らの前から逃げ、イスラエルの子らは彼らを追い続け、クシュの地の境界まで打ち続けた。
38 イスラエルの子らは道中でさらに2000人を打ち倒し、イスラエルの子らの中で倒れた者は一人もいなかった。
39 エジプト人たちは、イスラエルの子らが非常に少ない兵力で王たちと戦い、その戦いが非常に激しいことを見て、
40 すべてのエジプト人は戦いの激しさによって命の危険を恐れ、大いに恐怖し、エジプト全土から逃げ去り、各自が陣営から隠れるようにして道に隠れた。そして彼らはイスラエルの子らに戦いを任せた。
41 イスラエルの子らは王たちの兵士たちにひどい打撃を与え、クシュの地の境界まで追い詰めてから引き上げた。
42 イスラエル全体は、エジプトの者たちが戦いから逃げ、彼らを一人で戦わせたことを知った。
43 それで、イスラエルの子らも策略を用い、戦いから戻る際に道中でエジプトの者たちを見つけて打ち倒した。
44 彼らがエジプトの者たちを打ち倒している間、イスラエルの子らは彼らに次のように言った:
45 「なぜあなたたちは私たちから離れ、私たちが少数であるのに対して、これらの王たちと戦わせたのですか?彼らには大勢の人々がいて私たちを打つために、それによってあなたたち自身を救おうとしたのですか?」
46 イスラエルの子らは道中で出会った者たちに対しても言った。「打て、打て。彼はイシュマエル人かエドム人かキティムの子らだ。」そして彼らはその者の上に立ち、打ち倒した。彼がエジプト人であることを知った。
47 イスラエルの子らは、エジプト人たちが戦いから逃げたため、彼らに対して巧妙にこれらの行為を行った。
48 イスラエルの子らはこのようにして道中でエジプトの者たちを約200人打ち倒した。
49 エジプトのすべての者は、イスラエルの子らが自分たちに対して行った悪事を見て、イスラエルの子らを大いに恐れた。彼らはイスラエルの大いなる力を見て、イスラエルの者たちの中で倒れた者が一人もいなかったことを知った。
50 それで、イスラエルの子らは喜びながらゴーシェンへ帰り、エジプトの残りの者たちはそれぞれの場所に戻った。
65章ーーーーーーーーーー
1 これらの出来事の後、エジプトのファラオ王のすべての顧問とエジプトのすべての長老たちが集まり、王の前に来て地面にひれ伏し、彼の前に座った。
2 そしてエジプトの顧問たちと長老たちは王に言った:
3 「見てください、イスラエルの子らの民は私たちよりも多く、力強いのです。また、私たちが戦いから戻ったとき、彼らが私たちに対して行ったすべての悪をあなたは知っているでしょう。
4 また、あなたは彼らの強大な力を見たでしょう。この力は彼らの先祖から来たもので、わずかな人数で砂のように多い民に立ち向かい、剣の刃で打ち倒しましたが、自分たちの中で倒れた者は一人もいませんでした。もし彼らがもっと多かったなら、完全に滅ぼされていたでしょう。
5 それで、彼らが私たちの土地であまりにも多くならないように、私たちが彼らを徐々に滅ぼすためにどうすればよいかを教えてください。
6 もしイスラエルの子らがこの地で増え続ければ、彼らは私たちにとって障害となり、もし戦争が起こるとすれば、彼らはその強大な力を持って私たちの敵と共に戦い、私たちを滅ぼしてこの地を去るでしょう。」
7 そこで王はエジプトの長老たちに答えて言った。「これはイスラエルに対する計画であり、私たちはこれからもそれに従うつもりです。
8 見よ、地にはピトムとラメセスという戦いに対して無防備な都市があります。これらを建設し、強化する必要があります。
9 それで、あなたたちもまた策略を用いて、エジプトとゴーシェンに王の命令で声を上げて宣言しなさい。
10 『エジプトのすべての者、ゴーシェン、パトロス、そしてすべての住民よ! 王がピトムとラメセスを建設し、戦いのために強化するように命じました。エジプトのすべての者、イスラエルの子ら、そしてすべての都市の住民の中で、私たちと共に建設を手伝う者は、王の命令により毎日賃金を支給されるでしょう。だから、まずは巧妙に行動し、ピトムとラメセスに集まり、建設を行いなさい。』
11 「あなたたちが建設している間、このような宣言をエジプト全土で毎日王の命令で行いなさい。
12 「もしイスラエルの子らの中から一部があなたたちと共に建設に来るなら、彼らには数日間だけ賃金を支給しなさい。」
13 「彼らがあなたたちと一緒に日々の賃金で建設を終えた後、毎日ひとりずつ密かに彼らから離れ、そして立ち上がって彼らの監督者や役人となり、その後は賃金なしで建設を続けさせなさい。もし彼らが拒むなら、全力で彼らを強制して建設させなさい。
14 「これを行えば、イスラエルの子らに対抗して私たちの地を強化するのに良い結果が得られるでしょう。建設や作業の疲労のために、イスラエルの子らは減少し、日々彼らの妻たちを奪うことになるからです。」
15 すべてのエジプトの長老たちは王の助言を聞き、その助言は彼らやファラオの家来たち、そしてエジプト全体の目に良いと映り、彼らは王の言葉に従った。
16 すべての家来たちは王から離れ、エジプト全土、タフパンヘス、ゴーシェン、そしてエジプトを取り囲むすべての都市で宣言を行った。
17 「イスラエルの子らが私たちに何をしたかを見たでしょう。彼らは私たちに戦いを挑み、私たちを滅ぼそうとしました。
18 「それゆえ、王は私たちに地を強化し、ピトムとラメセスの都市を建設し、戦いのためにそれらを強化するように命じました。もし彼らが再び私たちに対して来るなら。」
19 「エジプト全土およびイスラエルの子らの中で、私たちと共に建設に来る者は誰でも、王からの日々の賃金を受けることができます。王の命令に従います。」
20 エジプトとイスラエルの子らはファラオの家来たちが話したすべてのことを聞き、エジプト人とイスラエルの子らがピトムとラメセスの建設のためにファラオの家来たちと共に働きましたが、レビ族の子らは兄弟たちと共に建設に来ませんでした。
21 すべてのファラオの家来たちとその首長たちは、まずはだましを使ってすべてのイスラエルと共に日々の賃金で建設を行い、最初にイスラエルに日々の賃金を支給しました。
22 ファラオの家来たちはイスラエルの全員と共に建設作業に従事し、その作業に1ヶ月間従事しました。
23 1ヶ月の終わりに、ファラオの家来たちは毎日密かにイスラエルの人々から撤退し始めました。
24 その時点でイスラエルは作業を続けましたが、彼らは日々の賃金を受け取っていました。なぜなら、エジプトの一部の者がまだイスラエルと共に作業を続けていたからです。そのため、エジプト人はその日の賃金をイスラエルに支払い、彼らの作業仲間が労働の報酬を受け取れるようにしていました。
25 1年と4ヶ月の終わりに、すべてのエジプト人がイスラエルの子らから撤退し、イスラエルの子らは一人で作業を続けることになりました。
26 エジプト人が全員イスラエルの子らから撤退した後、彼らは戻り、イスラエルの子らに対する圧政者や役人となり、その中にはイスラエルの子らの上に立ち、労働の賃金として支給されたすべてを受け取る者もいました。
27 エジプト人はこのようにしてイスラエルの子らに対して毎日圧政を行い、作業を通じて彼らを苦しめました。
28 すべてのイスラエルの子らは一人で労働に従事し、エジプト人はその後賃金を一切支給しなくなりました。
29 いくつかのイスラエルの者が賃金が支給されないために作業を拒否すると、徴収者とファラオの家来たちは彼らを圧迫し、重い打撃を与えて強制的に労働に戻させました。このようにしてすべてのエジプト人はイスラエルの子らに対して行いました。
30 イスラエルの子らはこの問題でエジプト人を非常に恐れ、すべてのイスラエルの子らは賃金なしで一人で作業を続けました。
31 イスラエルの子らはピトムとラメセスを建設しました。
31 イスラエルの子らはピトムとラメセスを建設し、すべてのイスラエルの子らが作業に従事しました。いくつかの者はレンガを作り、いくつかの者は建設を行い、イスラエルの子らはエジプト全土とその壁を強化し、長い年月にわたり働きました。やがて主が彼らを覚え、エジプトから連れ出す時が来ました。
32 しかし、レビの子らは最初からエジプトを出る日まで、兄弟たちと共に作業に従事することはありませんでした。
33 レビの子らはエジプト人がイスラエルの人々に対して詐欺的な言葉を使っていたことを知っていたため、兄弟たちと共に作業に従事することを控えました。
34 そしてエジプト人は、レビの子らが最初から作業に参加していなかったため、後にレビの子らを作業に従事させることはありませんでした。そのため、エジプト人はレビの子らをそのままにしておきました。
35 エジプトの人々は、イスラエルの子らに対して厳しく手を下し、エジプト人はイスラエルの子らに厳しい労働を課しました。
36 エジプト人は、モルタルやレンガの作業、さらには野外でのあらゆる種類の作業を通じてイスラエルの子らの生活を苦しめました。
37 イスラエルの子らはエジプトの王メロル(Melol)を「メロル(Meror)、エジプトの王」と呼びました。なぜなら彼の時代にエジプト人があらゆる作業で彼らの生活を苦しめたからです。
38 エジプト人がイスラエルの子らに課したすべての労働は、彼らを苦しめるために厳格に課せられました。しかし、彼らが彼らを苦しめれば苦しめるほど、イスラエルの子らはますます増え、成長し、エジプト人はイスラエルの子らのために心を痛めました。
66章ーーーーーーーーーー
1 その時、エドムの王であるベダドの子ハダデが亡くなり、メスレカのサムラがその後継者となりました。サムラは東方の子らの国から来た者です。
2 エジプトの王ファラオの治世の第十三年、イスラエルの子らがエジプトに降りてから百二十五年目のことで、サムラはエドムを十八年間治めました。
3 その治世の間、サムラは軍を動員してゼフォ、エリファズの子、およびキティムの子らと戦うために出征しました。なぜなら、彼らがアフリカの王アンゲアスに戦争を挑み、彼の全軍を壊滅させたからです。
4 しかし、サムラは戦うことはありませんでした。なぜなら、エソの子らが彼を阻止し、彼らの兄弟であると主張したためです。サムラはエソの子らの言葉を聞き、全軍を引き返してエドムの地に戻りました。そしてゼフォと戦うことはありませんでした。
5 エジプトの王ファラオはこのことを聞き、サムラがエドムの王としてキティムの子らと戦う決意をし、その後エジプトと戦うつもりであると知りました。
6 エジプト人たちはこのことを聞くと、イスラエルの子らに対する労働を増やし、イスラエルの子らがエソの子らとの戦争の際に自分たちに対してしたことを再び行うのではないかと恐れました。
7 それでエジプト人たちはイスラエルの子らに言いました。「急いで作業を終え、任務を完了し、土地を強化せよ。さもなくば、エソの子らが我々に対して戦いに来るであろう。それはお前たちのせいである。」
8 イスラエルの子らはエジプトの人々の仕事を毎日こなし、エジプト人たちは彼らを苦しめ、土地での人口を減らそうとしました。
9 しかし、エジプト人たちがイスラエルの子らに対して労働を増やすと、イスラエルの子らは増加し、繁殖しました。そしてエジプト全土がイスラエルの子らで満ちました。
10 イスラエルの子らがエジプトに降りてから百二十五年目に、エジプトのすべての人々は、彼らの策がイスラエルに対して成功しなかったことを見ました。イスラエルの子らは増え、成長し、エジプトとゴシェンの地が彼らで満ちていました。
11 そこでエジプトのすべての長老と知恵者たちは王の前に集まり、地面にひれ伏して座りました。
12 エジプトのすべての長老と知恵者たちは王に言いました。「王様、永遠にお生きください。王はイスラエルの子らに対する策を我々に授けました。そして我々はその言葉に従いました。」
13 「しかし、労働を増やすにつれて、彼らはますます増え、成長しています。見よ、国全体が彼らで満ちています。」
14 「今、我が主と王よ、エジプトのすべての目はあなたに注がれています。イスラエルに対して勝利を収めるため、または彼らを土地から減らすためにあなたの知恵をもって助言をいただきたい。」そして王は答えました。「この問題について助言を与えてください。彼らに何をするべきかを知るために。」
15 その時、王の顧問の一人で、名はヨブ、メソポタミアのウツの地から来た者が王に答えました。(注ヨブのヨブと出身地も名前も被っていると思われるが、発言内容が神を恐れていないため別人とTAKUは予想する)
16 「王よ、もしお望みならば、私の忠告をお聞きください。」王は言いました。「話してください。」
17 そしてヨブは王、王子たち、エジプトのすべての長老たちの前で話しました。
18 「王が以前、イスラエルの子らの労働に関して授けた助言は非常に良いものであり、その労働を永遠に取り除くべきではありません。」
19 「しかし、もし王が彼らを苦しめることが良いとお考えであれば、次の助言を提案します。」
20 「私たちは長い間、戦争を恐れてきました。そして、イスラエルが土地で繁栄する時、戦争が起こった場合に私たちを土地から追い出すのではないかと考えています。」
21 「もし王がよろしければ、王の命令により、エジプトの法律に改正不可能な命令を出し、イスラエルの子らに生まれた男児はその血を地に流させるとしましょう。」
22 「このようにして、すべてのイスラエルの男児が死ぬことで、彼らの戦争の害は終わるでしょう。王はこのように命じ、ヘブライの助産婦たちを呼び寄せて、このことを実行するように命じてください。」王と王子たちはこの助言を喜び、王はヨブの言葉に従いました。
23 そして王はヘブライの助産婦たちを呼び寄せました。そのうちの一人はシフラといい、もう一人はプアといいます。
24 助産婦たちは王の前に現れ、彼の前に立ちました。
25 王は彼女たちに言いました。「ヘブライの女たちが助産婦の仕事をしている時、彼女たちが椅子に座っているのを見たら、男児が生まれたならば、その子を殺しなさい。しかし、女児が生まれたならば、その子は生かしなさい。」
26 「もしこれを行わないならば、あなたたちとあなたたちの家を火で焼き尽くすつもりです。」
27 しかし助産婦たちは神を恐れ、エジプトの王やその言葉には従いませんでした。そしてヘブライの女たちが男児や女児を生むとき、助産婦たちは必要な処置を施し、その子を生かしました。このようにして、助産婦たちはすべての時にそのようにしました。
28 そしてこのことが王に伝えられると、王は助産婦たちを呼び寄せ、「なぜこのことをしたのか、なぜ子どもたちを生かしておいたのか?」と問いかけました。
29 助産婦たちは王の前で一緒に答えました。
30 「王が思うように、ヘブライの女たちはエジプトの女たちとは異なります。すべてのイスラエルの子らは元気で、助産婦が来る前に彼女たちは出産します。また、私たちの女中たちは、何日もヘブライの女が助産婦に見られることはありません。すべてのヘブライの女たちは自分たちで助産するのです。」
31 ファラオは彼女たちの言葉を聞き、このことを信じました。助産婦たちは王のもとを去り、神は彼女たちと共におられ、民は増え、非常に繁栄しました。
67章ーーーーーーーーーー
1 エジプトの地にレビ族の家系の男がいました。その名はアムラム、ケハトの子、レビの子、イスラエルの子です。
2 この男は妻を迎えました。その名はヨケベデ、レビの娘で彼の父の姉妹です。彼女は百二十六歳で、彼は彼女に近づきました。
3 そして女は妊娠し、娘を産みました。彼女はその名をミリアムと呼びました。なぜなら、その頃エジプト人たちはイスラエルの子らの生活を苦しめていたからです。
4 彼女は再び妊娠し、息子を産みました。彼女はその名をアロンと呼びました。なぜなら、彼女が妊娠した時、ファラオはイスラエルの男児の血を流し始めていたからです。
5 その時、ゼフォ、エリファズの子でエサウの子、キティムの王が死に、ジャネアスがその後を継ぎました。
6 ゼフォがキティムの子らを統治した期間は五十年で、彼は死に、キティムの地のナブナの町に埋葬されました。
7 そしてジャネアス、キティムの子らの勇者の一人が彼の後を継ぎ、彼もまた五十年統治しました。
8 キティムの王の死後、バラムの子ベオルがキティムの地から逃げ、エジプトに来てファラオ王のもとに行きました。
9 ファラオは彼を大いに尊重し、彼の知恵を聞いて彼に贈り物を与え、顧問として迎え入れました。
10 バラムはエジプトに住み、王のすべての貴族たちとともに名誉を受け、貴族たちは彼の知恵を学ぼうとしたため、彼を称賛しました。
11 イスラエルがエジプトに下った百三十年目、ファラオは夢を見ました。彼は王座に座っていると目を上げ、前に立っている老人を見ました。老人の手には商人が使うような天秤がありました。
12 老人は天秤を取り、ファラオの前に吊るしました。
13 老人はエジプトの長老たちとすべての貴族、大人物たちを一つにまとめて、天秤の片方に置きました。
14 そして、ミルクの子ヤギをもう一方の天秤に置きましたが、子ヤギが圧倒的に重かったのです。
15 ファラオはこの恐ろしい幻に驚き、なぜ子ヤギがすべてに勝るのか疑問に思い、目が覚めるとそれが夢であることに気づきました。
16 そしてファラオは早朝に起き、すべての家来たちを呼び寄せて夢の内容を話しました。人々は大いに恐れました。
17 王はすべての賢者たちに言いました。「私が見た夢を解釈してください。私がそれを知るために。」
18 バラム、ベオルの子は王に答えて言いました、「この夢は、エジプトに対して後の時代に起こる大きな災難を意味します。
19 イスラエルに生まれる息子がエジプトとその住民すべてを滅ぼし、力強い手でイスラエルの子らをエジプトから連れ出すでしょう。
20 それゆえ、王よ、この事を考え、イスラエルの希望と期待を破壊する策を講じるべきです。この災難がエジプトに起こる前に。
21 王はバラムに言いました、「イスラエルに対して何をすべきか?確かに我々は初めにイスラエルに対して策を講じたが、彼らに対して成功しなかった。
22 それゆえ、君も我々が彼らに対して成功するための策を提案してほしい。
23 バラムは王に答えて言いました、「今、君の二人の顧問を呼び寄せて、その者たちの意見を聞き、その後で私の意見を述べます。
24 そして王は二人の顧問、ミディアン人のレウエルとウジのヨブを呼び寄せ、彼らは来て王の前に座りました。
25 王は彼らに言いました、「君たちは私が見た夢とその解釈を聞いたので、今、アドバイスをして、イスラエルに対してどのように対応すべきかを考え、彼らの災難が我々に対して起こる前にどうすれば良いかを見てほしい。
26 ミディアン人のレウエルは王に答えて言いました、「王が永遠に生き続けるように。
27 もし王が気に入るなら、ヘブライ人たちから手を引き、彼らに対して手を出さないようにすべきです。
28 彼らは古の時代に主によって選ばれ、地のすべての国々と地上の王たちからの相続のくじとして受け入れられた者たちです。誰かが彼らに対して手を出し、無事でいた者がいますか?彼らの神はその者たちを報復しました。
29 あなたは知っているでしょう、アブラハムがエジプトに降りたとき、エジプトの元の王ファラオはサラを見て彼を妻として取りました。アブラハムが「彼女は私の姉妹だ」と言ったため、エジプトの男たちが彼を妻のために殺すのではないかと恐れたからです。
30 エジプトの王がサラを取ったとき、神は彼とその家族に重い災厄を下し、アブラハムに妻サラを戻させるまで癒されませんでした。
31 アビメレク、ペリシテのゲラルの王は、アブラハムの妻サラのために神に罰せられ、全ての胎内が塞がれてしまいました。
32 神が夜の夢でアビメレクに現れ、彼が取ったサラをアブラハムに戻すように脅かし、その後すべてのゲラルの人々がサラのために罰せられ、アブラハムが彼らのために神に祈り、神は彼らを癒しました。
33 アビメレクは彼とその人々に降りかかったこの悪を恐れ、アブラハムに妻サラを戻し、彼に多くの贈り物を与えました。
34 彼はまた、イサクにも同じことをしました。イサクがゲラルから追放されたとき、神は彼に驚くべきことを行い、ゲラルのすべての水路が干上がり、彼らの生産的な木々も実を結ばなくなりました。
35 その後、ゲラルのアビメレクと彼の友人の一人であるアフズアト、そして軍の指揮官ピコルが彼のもとに行き、彼の前で地面にひれ伏しました。
36 彼らは彼に彼らのために祈ってくれるよう頼み、イサクは主に祈りました。主は彼の祈りに応じ、彼らを癒しました。
37 また、素直な人ヤコブは、その誠実さによって兄エサウや、彼の母の兄であるシリアのラバンから、彼の命を狙っていた者たちから救われました。さらに、カナンのすべての王たちが彼とその子供たちを滅ぼそうと集まったときも、主は彼らを手から救い出しました。誰が彼らに対して手を伸ばして無事でいられたでしょうか?
38 確かに、君の父の父、以前のファラオは、ヨセフの知恵を見て彼をエジプトのすべての首領の上に置きました。その知恵によって、エジプトのすべての住民を飢饉から救ったのです。
39 その後、彼はヤコブとその子供たちをエジプトに呼び寄せ、その美徳によってエジプトとゴシェンの地を飢饉から救おうとしました。
40 それゆえ、もし君の目に良いと思うなら、イスラエルの子供たちを滅ぼすことをやめ、もし彼らがエジプトに住むことを望まないなら、彼らをここから送って、彼らの先祖が滞在したカナンの地に行かせてください。」
41 ファラオがイエトロの言葉を聞いたとき、非常に怒り、恥ずかしさから王の前を立ち去り、自分の国ミディアンに戻り、ヨセフの杖を持って行きました。
42 そして王はウジのヨブに言いました、「ヨブ、君は何を言うのか、イスラエルの子らに対してどのようなアドバイスをするのかを教えてほしい。」
43 それでヨブは王に言いました、「この地のすべての住民は君の力の下にあります。君の目に良いと思うように行動してください。」
44 王はバラムに言いました、「バラム、君はどう思うか、君の意見を聞かせてほしい。」
45 バラムは王に言いました、「王がヘブライ人に対して講じたすべての策では、彼らは救われ、王はどのような策でも彼らに対して勝つことはできません。
46 もし君が燃える火で彼らを減らそうと思っても、君は成功しないでしょう。なぜなら、彼らの神は彼らの父アブラハムをカルデアのウルから救い出したからです。もし君が剣で彼らを滅ぼそうと思っても、確かに彼らの父イサクはそれから救われ、代わりに羊が置かれました。
47 そしてもし君が厳しい労働で彼らを減らそうと思っても、それでも成功しないでしょう。なぜなら、彼らの父ヤコブはラバンのもとであらゆる種類の厳しい労働に仕え、繁栄したからです。
48 それゆえ、王よ、私の言葉を聞いてください。これが彼らに対して講じるべき策です。これを守れば君は彼らに対して勝つことができ、これから離れるべきではありません。」
49 もし君が良いと思うなら、これから生まれるすべてのヘブライ人の子供を水に投げ入れるよう命じてください。これによって君は彼らの名前を消し去ることができます。なぜなら、彼らや彼らの父たちはこのような試練を受けたことがなかったからです。
50 ファラオはバラムの言葉を聞き、その提案が気に入ったので、ファラオはバラムの言葉通りに行動しました。
51 それでファラオは全エジプトに向けて宣言を出し、新しい法律を制定しました。「今後、ヘブライ人に生まれるすべての男の子は水に投げ込むべし」と。
52 そしてファラオはすべての部下たちに命じて言いました。「今すぐゴシェンの地を探し、ヘブライ人の子供たちがどこにいるかを確認し、すべての男の子を川に投げ込みなさい。ただし、女の子は生かしておきなさい。」
53 イスラエルの子供たちはこの命令を聞き、男の子を川に投げ込むようにとのファラオの命令を知って、ある人々は妻と別れ、またある人々は妻に留まりました。
54 それからというもの、イスラエルの女性たちは、夫と共にいる者たちは出産の時期になると野原に行き、そこで子供を産み、その子供を野原に置いて家に帰りました。
55 そして、彼らの祖先に増殖することを誓った主は、天の中にいる彼の使者の一人を送り、それぞれの子供を水で洗い、油を塗り、包み、手に二つの滑らかな石を持たせました。一つからは乳を吸い、もう一つからは蜂蜜を吸い、髪が膝まで伸びるように育て、体を覆えるようにしました。主はその子供たちに慈悲をかけ、慰め、ついていきました。
56 神が彼らに慈悲をかけ、地の表で彼らを増やそうと望まれたとき、地に彼らを受け入れ、育つまで保つよう命じました。その後、地は口を開けて彼らを吐き出し、彼らは都市から草のように芽を出し、森の草のように成長しました。そしてそれぞれの家族や父の家に帰り、彼らと共に過ごしました。
57 イスラエルの子供たちの赤ん坊たちは、神の恵みにより、地の草のように地上にありました。
58 すべてのエジプト人がこれを見て、自分の畑に牛と鋤を持って出かけ、種まきの時のように耕しました。
59 彼らが耕しても、イスラエルの赤ん坊たちを傷つけることはできなかったので、民は増え、非常に繁栄しました。
60 そしてファラオは毎日役人をゴシェンに送り、イスラエルの赤ん坊を探させました。
61 彼らが探して一人見つけると、母親の胸から強制的に引き離し、川に投げ込みましたが、女の子は母親と一緒に残しました。このようにエジプト人はイスラエルの子供たちに対してすべての日々行いました。
68章ーーーーーーーーーー
1 その時、神の霊がアムラムの娘ミリアム、アロンの姉に臨み、彼女は家の周りで預言しました。「見よ、私たちの父と母から一人の息子が生まれるでしょう。その息子がイスラエルをエジプトの手から救うでしょう。」
2 アムラムが娘の言葉を聞くと、ファラオがヤコブの家のすべての男の子を水に投げ込むよう命じたときに妻を追い出していたので、彼は妻を家に戻しました。
3 それでアムラムは妻ヨケベドを、追い出してから三年後に取り戻し、彼女のもとに行って彼女は妊娠しました。
4 そして妊娠から七ヶ月の終わりに、彼女は男の子を産み、家全体は太陽と月の輝きのような大いなる光で満たされました。
5 女性がその子供が良いものであり、見るに喜ばしいものであるのを見たとき、彼女はその子を三ヶ月間内室に隠しました。
6 その頃、エジプト人たちはすべてのヘブライ人を滅ぼそうと陰謀をめぐらせていました。
7 エジプトの女性たちはゴシェンに行き、そこでイスラエルの子供たちがいるところで、自分たちの子供たちを肩に担いでいました。まだ話せない赤ん坊たちです。
8 そのころ、イスラエルの女性たちが子供を産むとき、すべての女性はエジプト人たちに気づかれないように、自分たちの息子を隠していました。エジプト人たちが出産を知り、地から彼らを滅ぼすことがないようにです。
9 エジプトの女性たちがゴシェンに来て、彼女たちの話せない子供たちを肩に担いでいました。そしてエジプトの女性がヘブライ人の家に入ると、その家の赤ん坊が泣き始めました。
10 その子が泣くと、内室にいる子供がそれに応えたので、エジプトの女性たちはファラオの家に報告しました。
11 そしてファラオは役人たちを送り、子供たちを連れ去って殺させました。このようにエジプト人たちはヘブライ人の女性たちに対してすべての日々行いました。
12 そしてその時、ヨケベドが息子を隠してから約三ヶ月後に、そのことがファラオの家で知られるようになりました。
13 女性は役人たちが来る前に息子を取り除くために急いで、アシのかごを作り、それを粘土とタールで塗り、子供をその中に入れました。そしてそれを川のほとりの葦の間に置きました。
14 そして彼の姉ミリアムは遠くから彼に何が起こるか、また彼女の言葉がどうなるかを知るために立っていました。
15 その時、神はエジプトの地にひどい暑さを送りました。それは太陽の巡行のように人間の肉を焼き尽くし、エジプト人たちを非常に苦しめました。
16 すべてのエジプト人たちは、肉が焼けるような暑さのために川で体を洗いに降りました。
17 ファラオの娘バティアも、焼けるような暑さのために川で体を洗うために降り、彼女の侍女たちも川のほとりに立っていました。エジプトのすべての女性たちも同様に。
18 そしてバティアは目を上げて川を見たとき、水の上に浮かぶかごを見つけ、侍女にそれを取りに行かせました。
19 彼女はそれを開けて子供を見たとき、その赤ん坊が泣いているのを見て、彼に同情し、「これはヘブライ人の子供の一人だ」と言いました。
20 エジプトのすべての女性たちはその子を乳母にしようとしましたが、子供は吸おうとしませんでした。これは主からのことで、母親の乳房に戻すためのものでした。
21 ミリアムはその時、川のほとりにいるエジプトの女性たちの中にいました。彼女はこのことを見て、ファラオの娘に言いました。「ヘブライ人の女性の乳母を呼んできましょうか?その子をお乳を与えさせるために。」
22 ファラオの娘は彼女に言いました。「行ってきなさい。」そして若い女性は行って子供の母親を呼びました。
23 ファラオの娘はヨケベドに言いました。「この子を連れて行き、私のためにお乳を与えてください。私はあなたに毎日二枚の銀貨を支払います。」そしてその女性は子供を連れて行き、お乳を与えました。
24 そして二年後、子供が成長したとき、彼女は彼をファラオの娘のもとに連れて行き、彼は彼女にとって息子のようであり、彼女は彼にモーセという名前を付けました。彼女は言いました、「私が彼を水から引き上げたからです。」
25 そしてその父アムラムは彼にチャバルという名前を付けました。彼は言いました、「彼のために彼は離れていた妻と再び一緒になったのです。」
26 その母ヨケベドは彼にジェクティエルという名前を付けました。彼女は言いました、「私は全能者に彼を望んだからです、そして神は彼を私に戻してくれました。」
27 彼の姉ミリアムは彼をジェレドと呼びました。彼女は言いました、「私は彼の終わりがどうなるかを知るために川に降りたからです。」
28 彼の兄アロンは彼にアビ・ザヌクという名前を付けました。彼は言いました、「私の父は母を離れ、彼のために彼女のもとに戻ったのです。」
29 アムラムの父ケハトは彼にアビグドルという名前を付けました。彼は言いました、「神はヤコブの家の破れを修復したからです。これで彼らはもはや男の子を水に投げ込むことはできなくなりました。」
30 そして彼の乳母は彼にアビ・ソコという名前を付けました。彼女は言いました、「彼は三ヶ月間その天幕に隠されていました。ハムの子供たちのためにです。」
31 そしてすべてのイスラエルは彼をシャマヤ、ネタニエルの息子と呼びました。彼らは言いました、「彼の時代に神は彼らの叫びを聞き、圧制者から彼らを救い出しました。」
32 そしてモーセはファラオの家にいて、ファラオの娘バティアには息子のようであり、モーセは王の子供たちの中で成長しました。
69章ーーーーーーーーーー
1 その時代にエドムの王が死に、その治世の第十八年に、エドムの地に自分のために建てた宮殿に埋葬されました。
2 そしてエサウの子らはペトルに使者を送りました。それは川のほとりにある町で、そこから目が美しく外見も優れた若者で名前がサウルという者を連れてきて、サムラの代わりに彼をエドムの地で彼らの王としました。
3 サウルはエドムの地でエサウの子ら全体を40年間統治しました。
4 そしてエジプトの王ファラオは、バラムがイスラエルの子らに対して勧めた助言が成功しなかったことを見ましたが、それにもかかわらず、イスラエルの子らは実を結び、増え、エジプトの地全体で増加していたので、
5 その時代にファラオはエジプト全土に向けてイスラエルの子らに対する布告を発するよう命じました。「誰もその日々の労働を減らしてはならない。」
6 「そしてもしその日々の労働、例えば漆喰やレンガの仕事が不足している者が見つかったなら、その者の最年少の息子がその代わりに入れられる。」
7 そしてエジプトの労働はその時代にイスラエルの子らに対して強化され、もし一つのレンガが誰かの労働の中で不足していた場合、エジプト人はその者の最年少の息子を母親から強制的に取り上げ、父親が不足させたレンガの代わりに建物に入れました。
8 エジプトの人々はこのようにしてイスラエルの子ら全てに、日々、長い期間にわたって行いました。
9 しかしレヴィ族はその時、イスラエルの兄弟たちと共に働かなかったのは、レヴィ族の子らが最初にイスラエルの子らに対して行ったエジプト人の狡猾さを知っていたからです。
70章ーーーーーーーーーー
1 モーセが生まれてから三年目のこと、ファラオは宴会に座っていました。アルパラニス王妃が彼の右に座り、バティアが彼の左に座っており、少年モーセはバティアの胸の上に横たわっていました。バラムの息子ベオルとその二人の息子、そして王国のすべての大臣たちが王の前で食卓に着いていました。
2 そのとき、少年は手を伸ばして王の頭に乗っていた冠を取り、自分の頭に乗せました。
3 王と大臣たちがその子どもの行動を見たとき、彼らは恐怖し、驚きの声を互いに交わしました。
4 王は自分の前に座っている大臣たちに言いました。「このことについてお前たちはどう思うのか、この少年に対してどのような裁きを下すべきか?」
5 バラムの息子ベオルの魔術師は、王と大臣たちの前で答えました。「今こそ、我が主君、王よ、あなたが昔見た夢と、あなたの僕が解釈したことを思い出してください。」
6 「今、この子はヘブライの子であり、神の霊が彼の中に宿っています。だから、王がこの少年が知識なしにこの行為をしたと考えるべきではありません。」
7 「彼はヘブライの少年であり、まだ子どもでありながら知恵と理解を持ち、この知恵によってエジプトの王国を自分のものとしようとしています。」
8 「これはすべてのヘブライ人の習慣であり、王や貴族を欺き、すべてのことを巧妙に行い、地上の王たちやその臣下を震え上がらせることです。」
9 「アブラハムもこのように行動しました。彼はバベルのニムロド王の軍隊を欺き、ゲラルのアビメレク王を欺き、ヘトの子らの土地とカナンのすべての王国を手に入れました。」
10 「そしてエジプトに下り、サラを妻としてではなく妹として言い、エジプトとその王を誤解させました。」
11 「彼の息子イサクもまたこのように行動しました。彼はゲラルに行き、そこで住んで、アビメレクフィリスティンの王の軍隊に勝利しました。」
12 「彼もまた、リベカを妹として言うことで、ペリシテ人の王国をつまずかせようと考えました。」
13 「ヤコブも兄を欺き、彼の権利と祝福を奪いました。」
14 それからヤコブはパダン・アラムにある母の兄ラバンの家に行き、巧妙に彼の娘や家畜、そしてすべての財産を得て逃げ帰り、カナンの地に戻りました。
15 彼の息子たちは弟ヨセフを売り、ヨセフはエジプトに行き、奴隷となり、十二年間牢獄に入れられました。
16 その後、元ファラオが夢を見たとき、ヨセフは牢獄から引き出され、夢の解釈によってエジプトのすべての大臣の上に立てられました。
17 神が国中に飢饉を起こすと、ヨセフは父と兄たち、家族全員を呼び寄せ、無償で養い、エジプト人を奴隷として買いました。
18 それで、私の主君、王よ、この子はエジプトで彼らの代わりに立ち上がり、彼らの行いを行い、すべての王、貴族、裁判官を軽んじるでしょう。
19 もし王が望むなら、この子の血を地に流してしまいましょう。さもなくば、彼が成長して王国を奪い、エジプトの希望が失われるかもしれません。
20 バラムは王に言いました。「それに加えて、エジプトのすべての裁判官や賢者を呼び寄せ、この少年に死の判決がふさわしいかどうかを尋ねましょう。それから私たちは彼を殺しましょう。」
21 それでファラオはエジプトのすべての賢者を呼び寄せ、彼らが王の前に現れました。すると主の使いが彼らの中に現れ、エジプトの賢者の一人のように見えました。
22 王は賢者たちに言いました。「確かに、このヘブライの少年が家で行ったことを聞いたでしょう。そしてバラムがこの問題について判断したとおりです。」
23 「さて、あなたたちも判断して、彼の行為に対して何がふさわしいか見てください。」
24 使いはファラオの賢者たちと王、貴族たちの前で以下のように答えました:
25 「もし王が望むなら、王は人を送って、琥珀と火の炭を持ってきて、子どもの前に置かせてください。そして、もし子どもが手を伸ばして琥珀を取るならば、彼が知恵を持ってこの行為を行ったことがわかり、私たちは彼を殺さなければなりません。」
26 「しかし、彼が手を伸ばして火の炭を取るならば、彼が知識なしにこの行為を行ったことがわかり、彼は生かされるべきです。」
27 この提案は王と貴族たちの目にかなったので、王は主の使いの言葉に従いました。
28 それで王は琥珀と炭を持ってこさせ、モーセの前に置かせました。
29 彼らは少年をその前に置き、少年は琥珀に手を伸ばそうとしましたが、主の使いが彼の手を取り、炭の上に置きました。すると炭は彼の手の中で消え、少年はそれを持ち上げて口に入れ、一部の唇と舌を焼きました。その結果、彼は口と舌に重みが加わりました。
30 そして、王と貴族たちがこれを見たとき、彼らはモーセが王の頭から王冠を取ったことが知恵による行動ではないと理解しました。
31 それで、王と貴族たちはその子を殺すのを控え、モーセはファラオの家に留まり、成長しました。そして主は彼と共にありました。
32 そして少年が王の家にいる間、彼は紫の衣を着せられ、王の子供たちと共に育ちました。
33 モーセが王の家で成長したとき、ファラオの娘バティアは彼を息子として扱い、ファラオの家族全体が彼を尊重しました。そしてエジプトのすべての人々が彼を恐れました。
34 そしてモーセは毎日外出し、ゴーシェンの地に行きました。そこには彼の兄弟たち、イスラエルの子供たちがいて、モーセは彼らが日々の重労働と息切れを経験しているのを見ました。
35 モーセは彼らに尋ねました。「なぜこのような労働が日々あなたたちに課されるのですか?」
36 彼らは彼に自分たちに起こったすべてのこと、そして彼の出生前にファラオが彼らに課したすべての命令について語りました。
37 彼らはバラムの息子バラムが彼らに対して行ったすべての策謀、そして彼がまたモーセが王の冠を頭から取ったときに彼を殺すようにと助言したことを話しました。
38 モーセがこれらのことを聞いたとき、彼の怒りはバラムに対して燃え上がり、彼を殺そうとしました。彼は日々バラムを待ち伏せしました。
39 バラムはモーセを恐れ、彼とその二人の息子は立ち上がりエジプトを離れました。彼らは逃げて自分たちの命を救い、クシュの地、クシュの王キキアヌスのもとに逃れました。
40 モーセは王の家で出入りしており、主は彼にファラオの目、すべての家来たちの目、エジプトのすべての人々の目に好意を与えました。そして彼らはモーセを非常に愛しました。
41 ある日、モーセが兄弟たちに会うためにゴーシェンに行ったとき、彼はイスラエルの子供たちがその重荷と過酷な労働に苦しんでいるのを見て、彼らのために悲しみました。
42 そしてモーセはエジプトに戻り、ファラオの家に来て王の前に立ち、王の前でひれ伏しました。
43 モーセはファラオに言いました。「お願い申し上げます、我が主よ、私はあなたから一つの小さなお願いをしに来ました。私の顔を空っぽにしないでください。」ファラオは言いました。「話せ。」
44 モーセはファラオに言いました。「ゴーシェンにいるあなたの家来たち、すなわちイスラエルの子供たちに、一日だけその労働から休む日を与えてください。」
45 王はモーセに答えて言いました。「見よ、私はこのことについてあなたの顔を高め、あなたのお願いをかなえました。」
46 そしてファラオはエジプトとゴーシェン全土に布告を発するよう命じました。
47 「あなたたち、イスラエルのすべての子供たちに、王は言う、六日間はあなたたちの仕事と労働をしなければならないが、七日目には休むべきであり、何の仕事もしてはならない。これが王とバティアの娘のモーセが命じたように、すべての日々に行うべきことです。」
48 モーセは王が自分に与えたこのことを喜び、イスラエルのすべての子供たちはモーセの命じた通りにしました。
49 このことは主からイスラエルの子供たちへのものであり、主は彼らの父たちのために彼らを救うことを思い始めたのです。
50 主はモーセと共にあり、彼の名声はエジプト中に広まりました。
51 モーセはエジプトのすべての人々とイスラエルのすべての子供たちの目に偉大な存在となり、彼の民イスラエルのために善を求め、王に対して彼らについて平和の言葉を語りました。
ヤシャル書は全部で91章
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随時訂正していきますがまずはヤシャル書以外の本の翻訳を優先していきます
(注〜)は僕が書きました
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